今も創業当時と同じ場所にある
長門電機本社
初代伊藤等が電力会社の代理店として創業したのが昭和初期の事。まだ家庭での電灯普及率が完全でなかった頃の話です。
電気のある明るい豊かな社会を目指してという思いから創業者はその整備のための電柱敷設や柱上トランスにも取りかかっていました。
さらにそれ以降、電灯以外に工場や家庭など動力源として電力需要が増大し、電動力モーターの需要も活性化し2代目伊藤卓男が大型直流モーターの販売や修理を手掛けるようになりました。また、そのモーターを機械動作に合わせて制御するため明電舎の各種電気製品を駆使して弊社独自に開発した完全自動制御盤をつくり出しました。その制御はさらに複雑になりリレー制御からPC制御、インバータ化に対応し、現在でも最先端産業向機械の制御盤を数多く手掛けております。
作業風景 一方、電気工事力を生かしてダイキンクーラーの黎明期より業務用クーラーの販売取付を行うようになり得意の自動制御盤の設計能力を生かせてクーラー温調・湿度制御を弊社独自の方法で管理する監視盤なども作製しております。
現在、それらの事業を3代目伊藤義郎が継承し自動制御盤の設計製作と高品位な空調設備設計施工の2本柱を礎に事業を行い、来るべき環境重視の循環型社会をも考慮して代替新エネルギーの早期実用化のため太陽光や風力発電関係にも鋭意取組んでおります。
昭和3年、初代 伊藤等が山口県佐波郡から上京し、現本社住所で長門電機商会として創業。
当時は電力会社(宇治川電気:関西電力の前身)の代理店として、電気と一般のお客様を繋ぐような仕事をしていた。 昭和28年には次期社長伊藤卓男入社。
このころ、電柱や柱上トランスの取り付けも行うようになった。
戦後復興期には家電製品(冷蔵庫、扇風機など)も販売していたことも。
昭和 3年1月 | 長門電機商会創業 |
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24年3月 | 長門電機株式会社設立 |
24年6月 | (株)明電舎代理店 |
28年5月 | ダイキン工業(株)代理店 |
電気の需要が高まり、電気による省力化、自動化が叫ばれる時代。長門電機も優秀な技術者の力により、大きく発展。
このころ明電舎のモーターを販売するだけでなく、各種産業機械の自動制御盤を製作するため電機部発足。
また、クーラーの需要を見込んで、ダイキンの代理店にもなる。
35年12月 | 伊藤卓男が代表取締役社長に就任 |
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36年9月 | 建設業(電気工事)大阪府知事登録 |
49年4月 | 建設業(管工事)大阪府知事登録 |
昭和60年頃以降、一度大きくなった会社や工場も、バブルがはじけるとともに次々と姿を消していく。
そんな厳しい時代を乗り越えて、長門電機は電機部・空調部ともに多くのお客さまの信頼をかち得、さらに地球にやさしい環境を意識した事業にも積極的に取り組み、現在に至っている。
平成 元年 | 資本金2,400万円 |
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7年1月 | 伊藤義郎が代表取締役社長に就任 |
14年2月 | 第一種フロン類回収業者登録 |
19年3月 | 創立60周年 |
長門電機は未来にむけて、廃棄やリサイクルまで考慮した製品づくり、そしてまた、太陽光や風力などハイブリッド発電の開発に貢献できる技術や製品づくりを目指していきたいと考えています。
地域の人々とも交流して環境に対する意識を高め、企業として社会に 貢献していきます。